自己紹介(1) 元木 航

はじめまして「農翔」の元木 航(もとき こう)です。
農翔だいありーを訪問して頂きありがとうございます。丹波・農翔農場ー


今回は私が「農翔」という農業ベンチャーを立ち上げることになった経緯をお話できればと思っています。

私は大阪生まれの京都大学農学部の一回生で、大学では学部の名前の通り農業に関する勉強をしています。
ー長野県中野市・モモ果樹園ー
農業のことを知りたいと思って農学部に入学し、一年目は援農サークルで色々な農家さんを訪ねて農作業のお手伝いをさせてもらっていました。
京都市上賀茂・すぐき漬けー

京都を中心に遠くは鳥取、長野まで。鳥取のナシやカキ、長野のモモ、丹波の黒豆、上賀茂の京野菜etc、生産現場を生で体験し、農家さんのお話を生で聞けたことは本当に貴重な体験でした。
ー長野県中野市・米の収穫ー

しかしいつ頃からか、援農だけでは何か物足りなく感じるようになったのです。農作業を実際に体験し、農家さんと交流することは確かにいい経験だが、これだけでいいのだろうか?

しばらくしてわかった原因は、農産物の生産が「農業」の一側面でしかないという意識でした。ここで言う「農業」とは農産物の単なる生産過程のことではなく、農産物の生産、加工、流通、販売、消費という一連のプロセスを意味します。

つまり援農では金の動く、流通、販売に関わることのできる機会が少なかったのです。
京都市桂・ナス農場ー

(次回へ続く)